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春季特別展  「浮世絵名品展ー川崎・砂子の里資料館所蔵ー」

春季特別展  「浮世絵名品展ー川崎・砂子の里資料館所蔵ー」

歌川広重 「月に雁」 (前期)

会期

2011年04月22日(金)〜 2011年06月26日(日)

前期:2011年04月22日(金)〜 2011年05月22日(日)

後期:2011年05月27日(金)〜 2011年06月26日(日)

主催

那珂川町馬頭広重美術館

開館時間 午前9時30分より午後5時まで(但し入館は4時30分まで)
休館日 平成23年5月16日、23日〜26日、30日 6月6日、13日、20日
入館料

大 人    700円(630円)
高大生  400円(360円)
※()は20名以上の団体料金。
※70歳以上の方、中学生未満は無料。
※障がい者手帳等をお持ちの方・付き添1名は半額。

開催趣旨

江戸幕府の政権が安定した元禄年間(1688〜1703)平和を謳歌し始めた人々が歌舞伎、遊里、神社仏閣など江戸周辺の名所地などに出掛けるようになると、それを題材に浮世絵が描かれるようになりました。今日浮世絵の祖と呼ばれる菱川師宣(不明〜1694年)は、独自の作風で肉筆画、版本挿絵、一枚摺版画などの作品を制作し人気絵師になり、浮世絵を鑑賞用の商品として価値を高めました。師宣に続き様々な絵師達が独自の画風で作品を制作しました。
明和(1764〜72)初年から流行した摺物の交換会で、鈴木春信たちが考案した多色摺版画が配付されます。春信は小柄で細身の清楚な美人画様式を完成させ、ぼかし摺り、空摺、地潰しなど様々な技法を考案しました。春信以降は、多くの派閥が発生しそれぞれ切磋琢磨し技術やデザインを考案し、美人画、役者絵、名所絵(風景画)等に多くの作品を残してきました。その後浮世絵界は黄金期を迎え喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重などを輩出します。
この度は、開館10周年を迎える川崎・砂子の里資料館のご厚意により、浮世絵の初期から末期までの肉筆画、版画の名品、優品を紹介します。江戸時代の鎖国で育んだ独自の文化は西欧に多大な影響を与えました。その土壌となった浮世絵の世界を概観するまたとない機会です。浮世絵から見る江戸の文化や西欧に影響を与えた文化をご堪能下さい。

ミュージアムトーク(展示解説)

「浮世絵の魅力」当館学芸員 5月28日(土)午後1時30分〜 ※要観覧料

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