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企画展 徳力富吉郎と広重の冨士三十六景展

企画展 徳力富吉郎と広重の冨士三十六景展

徳力富吉郎 『冨士三十六景ノ内 雲中の冨士』

会期

2017年03月10日(金)〜 2017年04月16日(日)

主催

那珂川町馬頭広重美術館

開館時間 午前9時30分より午後5時まで(但し入館は4時30分まで)
休館日 月曜日(祝日は開館)、祝日の翌日
入館料

大 人:500円(450円)
高大生:300円(270円)
※()は20名以上の団体料金。
※中学生以下は無料。
※障がい者手帳等をお持ちの方・付き添1名は半額。

開催趣旨

日本一の高い富士山は浮世絵でも描かれ、歌川広重の「冨士三十六景」もその一つです。また昭和の版画家、徳力富吉郎(1902〜2000)も「冨士三十六景」を手掛けました。
徳力富吉郎は京都市左京区の西本願寺絵所に努める家に生まれ、絵画を中心に制作をしていました。しかし、川西英の版画に影響を受け、京都創作版画運動の一翼を担う創作版画家となります。昭和20年、終戦と同時に版画制作研究所を設立しますが、創作版画の自刻、自摺の限界を知り、創作版画と摺師、彫師の協力による新版画の両方に取り組んでいました。昭和15年頃に制作された徳力の「冨士三十六景」は、広重の場合、江戸近郊と富士山が見える名所が対象になっているのに対し、富士山近辺の風景が対象であり、富士山をダイナミックに描いた作品が多いのが特徴です。
本展覧会では江戸と昭和の画匠二人による「冨士三十六景」の名品を同時にご紹介します。富士山風景の変遷を感じて頂けたら幸いです。

ミュージアムトーク(展示解説)

3月11日(土) 午後1時30分〜 当館学芸員

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