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企画展  「平成うなぎ展 -うなぎの謎に迫る-」

企画展  「平成うなぎ展 -うなぎの謎に迫る-」

会期

2012年08月03日(金)〜 2012年09月09日(日)

主催

那珂川町馬頭広重美術館

共催

那珂川町馬頭郷土資料館

開館時間 午前9時30分より午後5時まで(但し入館は4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(8月13日は「広重うなぎ祭り」のため開館)
入館料

大 人    500円(450円)
高大生  300円(270円)
※()は20名以上の団体料金。
※70歳以上の方、中学生未満は無料。
※障がい者手帳等をお持ちの方・付き添1名は半額。

開催趣旨

甘辛い醤油のたれに包まれたふっくら肉厚の蒲焼き。炭火で焼く煙の香りに誘われて、思わず鰻屋の戸を開けてしまった人も多いことでしょう。
鰻は北海道など一部の地域を除いて日本全国の川や海で捕れ、古くから日本人と関わってきました。江戸時代に醤油と味醂で味付けした蒲焼きが登場すると、蒲焼きは江戸っ子に大人気の外食になります。蒲焼の味が愛されるにつれ、蒲焼きの形や鰻自体のユニークな姿までもが人々に親しまれていったことは、江戸時代の浮世絵や草双紙、落語、川柳などにさまざまな形で登場することからうかがい知ることが出来ます。
鰻を食べ、鰻を愛でる文化が日本にあった一方で、その生態は長い間謎に包まれていました。ウナギの卵も、産まれたばかり子どもも誰も見たことがなかったのです。そのため、「ウナギは泥の中から自然発生する」と考えた博物学者もいました。
しかし、東京大学の研究者たちによって、近年マリアナ海溝付近で鰻の卵が発見され、その回遊と繁殖生態がようやく人々に知られるようになりました。
本展では、江戸時代の浮世絵や蒲焼屋番付、版本などにより日本人と鰻の関わりを見ていくとともに、うなぎの卵や漁具、そして生きたレプトセファルス(仔魚)やクロコなどを展示し、多角的にうなぎを展観します。また、東京大学の研究船「白鳳丸」のうなぎ探査の記録や、昨年12月に那珂川町の馬頭高校で成功した鰻の孵化の記録など、最新の研究情報も併せて展示します。
知っているようで知らなかったうなぎ。その神秘に満ちた魅力的な鰻の世界をお楽しみください。

講演会

東京大学大気海洋研究所教授 塚本勝巳氏
日時:8月4日(土)午後1時30分〜 参加費無料(先着100名様)
場所:那珂川町商工会館

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